Novel.
もうどうしようもなくただただ、好きだっただけだ。
好きであることに理由など無い。
人を愛すこと、犬を愛すこと・愛おしく感じること。
ブーツカットなるフォルムに初めて足を通した時からずっとただただ、好きなだけだ。
そうだ。
今日の朝のこと。
コンビニエンスストアで煙草を買った。
その場でフィルムを剥がしていると女性店員さんがティッシュペーパーに包んだなにかを持って、店外へ飛び出していった。
不思議に思って僕は眺めていた。
店の外から戻ってきて僕の目線に彼女は気づくと僕に
「あぁ、お店の中に『黄金虫』が入ってきてしまっていたから」
彼女はコガネムシくんを大切な持ち物みたいにティッシュペーパーに包んでいたんだ。
僕は見ていた。
彼女が店の外の植樹のところでそのティッシュペーパーの包みを開けていたことを。
なんだか僕はそれがとても嬉しかった。
彼の地で触れたレザー、革
そうか、それもまた1つの答えのような気がした。
そしてまたもう一度それは自己の原点への回帰をも意味していると旅から戻り感じたのだ。
その意、それを今だけ自分自身で受け入れることでもしかしたらもう一度自分なりの「この先」が在るようにも感じている。
* レザー、縫製 共にイタリア製作 CROSS / Keita OGAWA(by incarnation)
例えば聞こえてきたのはこんな唄
STRUCTURE Note.
Far-7 LINED PANTS / HEAVENLY
ROT-9を原点に持ちそれを極致までさらに追い込んだモデルがベースとなっている。意図してであり意を持つ極端に湾曲されたカーブドスタイルのパンツはその独特で独自のフォルムをもってしか生み出すことが出来なかった。
本来不要とされる湾曲部分のカーブによって生み出される膝からその裾野へ掛けての重複していくドレーピングが大きな特徴。シワが幾重にも重なっていく様子が漣の美しさのように表現されている。平面的でそれでいて奥行きを持ったデザインは自分の中ではシンプルな3ピースの構成にも似ている。
ギター(またはピアノ)ベース、ドラムス
ミルフィーユ的あり、象徴的であり。
レザーパンツ用にライニングを装備したブーツカットモデル。極限までのヒザ下のタイトフォルムをもってのみ映し切ることが出来ない曲線の美の境地。
MATERIAL Note.
River Horse / Acorn Flower
HORSE LEATHER
イタリア・レザーの聖地と呼ばれるサンタクローチェを生地に持つホースレザー。
ブランドの原点的な意味合いをこのレザー作りに込めた。一般的な革作りよりもオイルを多分に含ませることで、着用における経年での変化は深いシワを生み出しまたそれらが刻まれたまま形状を固定していくサマは他の革とは大きな意味合いの違いを持つ。一見するといわゆる普通な表情感だからこそ、その奥にある普遍性、不変を生み出す。つまりそれは個々の着用者ごとに異なるシワが刻まれていくことで、個体とは別の意味での無二のアイテムへと育っていくのだ。
退廃的な匂い感、世界観を味わって頂ける最高峰レザー。
Photo details
Camera + LEICA M(Typ240)
Lens + LEICA SUMMICRON 35mm f2.0(My 1964)
Photographer / —– URANO Takahiro
2026 Spring & Summer
” CROSS “
Collection Schedule
Youtube LIVE
2025/07/12(start at 20:00) —– Pre・Pre LIVE at EDEN
2025/07/19(start at 20:00) —– Pre LIVE at EDEN
2025/07/26(start at 20:00) —– Collection LIVE #1 at EDEN
2025/08/02(start at 20:00) —– Collection LIVE #2 at EDEN
for Youtube Channel —– EDEN Youtube Channel
Product PROLOGUE
2025/07/14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24・25
12作のアイテムをひとつづつの唄と捉え14日より1日ごとに掲載し本コレクションライブ(26日)までに完成する1つのアルバムを辿る旅を記します
Collection VOYAGE
2025/07/26・27・28 —– EDEN(TOKYO/Ebisu)
2025/08/16・17・18 —– Clover(YAMAGUCHI/Ube)
2025/08/23・24・25 —– Morphine(AICHI/Toyohashi)