Awaken and dream.
「目を覚ましたままに夢を見る」
“ GUERNICA ”
ライダースだとかなんだかとか。
革ってもんが好きなことに理由などどこにもないし、その想いがどこへも行かないというだけのこと。
墓場までも。
そんな想いを文字通りに「描いて」作り出した。
大ごとに考えすぎるのは自分の性格であり、信念でもある。
特段それがどうこうってことはない。
時々どうしようもなく、なにもかも手につかないほど俺は本の世界へと逃げ込む。その時、他のことはどうでも良くなってしまうほどに。そこには俺にとってのささやかでやさぐれた洞穴のような聖域があり、いつどんな時でもそこには俺を迎え入れてくれるのだ。
なにか気に入ったモノを着込んでいくのは、そしてその姿が自分と共に朽ちていくのは自分自身という物語を紡いでいるような気持ちになる。
つまりはそれはまるで本のような世界だということ。
違いがあるとすればそれが文字に起された世界なのか紙の隙間に閉じ込められた世界かの違いだけだ。
夢を見よう。
起きたままに。
目を覚ましたままに。