The end of the world.
It is surely a story in his heart.
Sometimes people drop it into novels or paintings.
世界の終わり。
それはきっとその心の中の話だ。
時に人はそれを小説だとか絵画へ落とし込む。
“ GUERNICA ”
「世界の終わり」
そんなものがこの世にあるみたいだ。
終わりがこの世に「在る」などという矛盾。
あちら側でなく、きっとそれはこちら側でさえないことだろう。
唄が響き朽ちたメロディが悲鳴を上げる。
いつからだろう。
電気が生まれた朝。
大衆向けのくだらない話ばかりが飛び交う世界。
それが怖くて僕は井戸へと逃げ込んだ。
耳を塞ぎ、目を閉じて。
誰もいない世界で。
世界の果てで光が生まれる。
こちら側でもなく、あちら側でもない世界で。
深く掘られた井戸の底で。